
2025年6月26日(木)~28日(土)の三日間、新・日本染織紀行 -作品展- 「上布」が開催されました。
年々希少性が高まる上布、当初集まるのは数点かと思われていましたが、たくさんの方にご尽力いただき、越後上布をはじめ、能登・八重山・近江といった多彩な上布がギャラリーに集結しました。

まずは越後上布。
重要無形文化財およびユネスコ無形文化遺産に登録されている反物も特別に展示されました。
続いて能登、八重山、近江上布。産地によりそれぞれ風合いが異なります。



実際に手に取って触れたり体感したり、みなさん思い思いに、時間をかけて作品を楽しんでいらっしゃいました。お暑い中作品展に足をお運びくださり、ありがとうございました。





今回、上布にちなんで夏の貴重な反物も届いたのでご紹介します。

番外編1:小千谷縮
右の反物は古代越後上布(経糸が麻・緯糸が絹)

番外編2:夏の反物
左から、琉球本染め絣・久米島紬
帯も柿渋諸紙布など、涼しげな反物がそろいました。

次回の新・日本染織紀行の開催は7月10日(木)~12日(土)「辻が花」です。
幻の染織技法を再興させた久保田一竹の作品も並びます。楽しみにお待ちください。








