2022年3月18日(金)の茶道教室。三木町棚(江岑棚)を使ったお稽古。
宮田宗益先生からのご説明:紀州和歌山市内の町名のついた棚。私たち紀州人にとっては親しみを感じる名です。明治維新まで三木町に表千家の下屋敷があり、四代江岑より毎年期間を定めて京都から往復していたそうです。樅・檜・杉の残り木で作らせたという説と紀州候から拝領の菓子の織箱で作らせた説とがあります。六代覚々斎好みの桐木地で作ったものも、江岑棚と箱書きされてもいます。
軸:「春もややけしきとととのう月と梅-芭蕉-」小栗千秋作
花:卜伴(月光)・・・椿は江戸時代に流行し、様々な品種改良がおこなわれた。卜伴は貝塚の茶人、卜伴によって植えられたといわれている。
お菓子:つくし