前回同様、桑小卓(くわこじょく)を使ってのお稽古です。
軸:「枝上一蝉吟」ー しじょういっせんぎんず ー 西部文浄老師 筆
維摩(ゆいま)*の説法を聞くくらいなら蝉が枝で説法しているのを聞くだけで十分である。文殊菩薩が仏理は言葉では言い表せないと言い、その後維摩に尋ねたら何も語らず黙っていた。→あーでもない、こーでもないと言っているのと蝉が鳴いているのは同じこと。黙って自然の流れを感じなさい。そこに真理がある。 *釈迦の弟子
花:底紅(そこべに)→木槿(むくげ)の別名。中央の底の部分が紅色をしている。
お菓子:めざめ